税理士の乗り換えをお考えの方には、様々な理由があると思いますが、ここでは緊急度別にご説明します。
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・緊急度3(最も緊急を要す)顧問税理士の廃業
顧問税理士が廃業した場合でも、税務申告の期限は待ってくれません。会社の大小に関わらず、これまで顧問税理士にお願いしていたのならば、新しい税理士を可能な限り速やかに探さなければなりません。
また、速やかに探さなければならない別の理由は、乗り換えがあっても申告の質が落ちないように依頼会社の業務概要やこれまでの申告内容・経理処理などを税理士として精査する時間が必要になるからです。
・緊急度2(やや緊急を要す)先代からの税理士で高齢
2代目3代目の社長になると、現在付き合っている税理士は先代からの長年の付き合いになりますから高齢であるということはよくあります。会社の内容をよく知っているから安心という側面がある一方で、年齢からみて短・中期的に廃業等の要因が起こることは容易に想像がつきます。
よって、そうなってから慌てるのではなく、何となくでもホームページ等で地元の税理士を中心に見当を付けておくことが安心ではないかと考えます。
また、2代目以降の社長ともなると現在の顧問税理士との年齢の差が広がりますので、社長にとって、顧問税理士が気軽に相談できる存在でなくなってしまうということもあります。税理士がお客様のパートナーとしての役割を担うためには、やはり年齢差が大きく離れていないことも大切な要素だと思います。
・緊急度1(緊急ではないが乗り換えを考慮すべき)現在の税理士に不満がある
税務申告などの業務を滞りなく行っているのであれば、特に今すぐに乗り換えを考える必要はありませんが、経営や節税に関するアドバイスがない、資金繰りの相談にも乗って欲しいなど現在の税理士に不満がある場合は、長期的な視点からみると乗り換えを検討してみても良いかもしれません。
税理士は経営者の身近なパートナーですので、そのパートナー探しは会社にとって無視できない大切なことだと考えます。