税理士に支払う報酬には、顧問料・記帳代行料・決算料・年末調整等々があります。
税理士事務所によっては、とても安い税理士報酬を謳っているものの、いざ顧問契約してみると、記帳代行は別料金だったとか、決算料が相場の平均より高いということもあります。
なかには、報酬体系を電話で問い合わせても「詳しくは面談時にお伝えします」と金額すら教えてくれないケースもあります。このことから、ホームページなどで料金とそのサービス内容を事前にある程度確認することはとても大切なことだと言えます。
仮に、格安な顧問料で実際、引き受けてくれる税理士事務所があるとしても、申告内容が不適切であったり、お客様が損を被るような内容だったりしては、「安物買いの銭失い」の何ものでもありません。
相場からあまりにかけ離れているような高い報酬ではいけませんが、ただ料金の安さだけで税理士を選ぶということは、あまりお勧めできません。
当事務所では、創業３年以内の方に対象を絞って支援していきたいという事務所の理念に基づいて、対象の方には創業３年間は特別料金にて対応させていただいておりますが、サービス内容を厳選して提供するなど経営努力の上での採算ギリギリの料金設定です。ただ闇雲に顧問料を安くしているわけでもないですし、４年目以降もずっと同じ顧問料でやって欲しいと望まれる方にはお断りをしております。
このように、税理士報酬を考えるうえで、それが高いか低いかにかかわらず、そこに何か明確かつお客様にとって有益な理由があることが大切ではないかと考えます。
